三重大学

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活動概要東紀州サテライト

東紀州サテライトを拠点とした熊野地域の小中高の児童・生徒に対する「木育」プログラムの開発と実施

平成29年5月1日~平成30年3月31日 
代表者/山本康介・坂本竜彦

地域貢献活動

活動の概要

 熊野地域の小中高の児童・生徒を対象とした「木育」プログラムを計画し、地域の「熊野林星会(以下、林星会)」とともに実践する。昨年度は林業施業や間伐に関する講義を行った。今年度は、伐採された木が運ばれ、取引される原木市場と、それらを加工する製材業の木育プログラムとして、木育ゲームを行い、その後原木市場、地元製材所を見学した。木育ゲームは①原木カードの入札、②原木カードの木取り(製材所での木材加工疑似体験、木取りとは、丸太から柱や板をどのように取るか考える工程。)③完成した製品の売却を1ゲームとし、3ゲームを1セットとしてグループで得点を競うもので、原案および開発の全てを三重大学および林星会で行ったオリジナルゲームであり、原木市場での原木丸太取引の疑似体験を通じて児童・生徒の木材流通の理解を深めるものである。

活動の成果

 今年度の木育イベントは以下の通り実施した。

イベント名称:第2回熊野木育プログラム
実施場所:熊野原木市場、野地木材工業株式会社
参加人数:児童38名、その他約20名、計約60名。

昨年度の取り組みが今年度も継続され、参加人数は18名から38名へと倍増した。児童だけではなく、その保護者や学童職員、県職員、市役所職員等もイベント当日に見学に訪れ、共同プロジェクトへ発展させる動きが複数期待できた。来年度実施に向けた動きはすでに開始しており、当該地域のみだけではない全県・全国的な動きへ発展するための下地が整いつつある。