三重大学

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活動概要北勢サテライト

北勢スマート農業研究会

年間を通して 
代表者/野中章久

中小企業との共同研究

活動の概要

生物資源学研究科・循環経営社会学研究室開発の農家自作型IoTシステムを活用したハウス環境の遠隔監視を通じた農業生産の高度化や、取得したデータの活用としてデータサイエンス技術の応用を生産現場に即して進める活動を年間通して続けた。
IoTシステムは昨年設置したキクラゲハウス(亀山市・堤住機)に加え、伊賀市・トミベリー、志摩市・伊勢農協のイチゴハウス、川越町・町営トマトハウスに設置し、共同研究としてデータの取得・分析を進めている。また、赤塚植物園においても、共同研究・実験の計画を立案、実施に向けた準備を進めた。

活動の成果

研究成果として、5月に農業情報学会のオルガナイズドセッションにて報告を実施した。また、三重県工業研究所との研究会にて、データサイエンス利用の可能性に関する合同研究会を開催した。データサイエンスに関し、アメリカ在住のデータサイエンティスト・Taku Hamada氏が研究会のメンバーとなり、また、明治大学の岩崎泰永教授も新たに参加し、共同して実験・研究を開始している。安価なデバイスを活用してデータサイエンス技術を農業に応用する研究は未だなされていない状態であるため、我々がその先鞭を付けうるところにあるといえる。