三重大学

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活動概要北勢サテライト

北勢地域経営研究会

年間を通して 
代表者/青木雅生

地域貢献活動

活動の概要

本研究会の目的は、三重県内の中小企業の異業種交流を通じた経営者の学習の場を創出することを通じて、

① それぞれの中小企業において、経営者の経営能力の向上を図り、業績や従業員教育の質などを向上する

② 中小企業経営者の学習のあり方や場づくりなどといった支援する方法の知見を得る

 ことを目指す。

主として40歳代ぐらいまでの若手経営者、後継者、幹部などのビジネスパーソンを対象としており、毎月1回の開催で、共通文献をもとに意見交換を主に行っている。

活動の成果

2019年7月に本研究会の準備会開催以降、様々なつながりの中から参加者を得ることができ、今年度も徐々に増えていくことで、現在19名がメンバーとして登録されるに至っている。コロナ禍の影響で休会を余儀なくされる期間もあったが、対策を講じるなどして開催をしてきた。

文献を通じた参加者それぞれなりの学びと、参加者の業種業態が異なることによるこれまで自らだけでは得られなかった視点や考え方などの交流が行われており、上記の研究会の目的の①を達成するための場として機能し始めている。このような場づくりの経験などから目的②が得られる可能性がさらに出てきている。

 次年度から本研究会の開催形態をメンバー主体の運営の形式に変えて継続することとなっており、参加者同士の学びから地域の企業経営などが活性化することを今後も目指していく。

 

なお、今年度に扱った文献は以下のとおりである。

野澤千絵『老いた家 衰えぬ街』講談社現代新書2018年

島田昌和『渋沢栄一』岩波新書2011年

中石知良『サーキュラー・エコノミー』ポプラ新書2020年

池上正樹『大人のひきこもり』講談社現代新書2014年

中原淳『増補版 駆け出しマネジャーの成長論』中公新書ラクレ2021年

大野裕之『ディズニーとチャップリン』光文社新書2021年

明日香壽川『グリーン・ニューディール』岩波新書2021年