三重大学

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活動概要伊賀サテライト

あぶり出しと水出しの研究

 
代表者/

地域貢献活動

活動の概要

これまでは忍者研究を「通信技術」からのろしを中心に扱ってきた。もう少し情報量を増加させて、情報伝達の確実性を上げることができるあぶり出し・水出しを取り上げて、その原理を科学的な測定によって検証した。なお、水出しは甲賀流武術秘伝の中に「白文の法」として記述がある。

活動の成果

・NHKの海外向け放送(NINJYA TRUTH)で放映された
 ここではあぶり出しと水出しの方法、その原理について現在分かっていることを解説した。特に水出しはなかなか興味深く、インクに含まれる大豆粒子のサイズやアルミニウムが何らかの作用を持っていることが示唆された。

・読売新聞連載記事が「忍者学研究」で中央公論新社から出版(3月)
あぶり出しと水出しについてまとめた記事を再構築して、「あぶり出しと水出しの実験」で1章を書き下ろした。

・忍者博物館(伊賀)でのワークショップ(3月26日)
 みえこどもの城でのワークショップ(4月25日) 30人参加
 幸公民館(寺子屋)11月 25人参加
以上の場所でワークショップを実施した。子供には極めて新鮮な体験であり、大人にとっては(特におじいちゃん&おばあちゃん)懐かしい子供のころの思い出で好評であった。主催者からは水出しは「火」を使わないので安全と好評だった。