活動の概要

林野庁の「平成31年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業」の一環として、一般の市民や子供達を対象に森の観察や様々な体験を行う森林体験学習会を出後の中野の森で3回行った。参加者は延べ50名であった。

活動の成果

■第１回森林体験学習会「スウェーディッシュトーチの作成と芋掘り」
　日時：2018/10/27, 参加者：20名, 場所：伊賀市出後中野の森、出後の畑
　内容：番條克治氏を講師に招いてクヌギの丸太を使ってスウェーディッシュトーチの作り方を説明してもらった後、実際に作成する様子を見学した。その後、5ヶ月前に苗を植え、栽培してきたサツマイモを皆で掘り、スウエーディッシュトーチや炭などを使って焼き芋を作り試食した。

■第2回森林体験学習会「きのこのお話とシイタケの菌打ち」
　日時：2019/2/2, 参加者：15名, 場所：伊賀市出後中野の森
　内容：西井孝文氏（三重県林業研究所）の指導のもと、ドリルで穴をあけた約50本　　　　のホダ木へシイタケ菌（2,000駒）を打ち込んだ。ホダ木は空間を空けた状態で横に寝かせ、シートや竹の枝葉などを被せた。その後、伊賀研究拠点に帰り、パネルやキノコの実物を見ながらキノコについての話を聴いた。

■第3回森林体験学習会「竹木伐採の見学と枝払い実習」
　日時：2019/3/25, 参加者：15名, 場所：伊賀市出後中野の森
　内容：川合適氏を講師にお招きし、大木と大きな竹をチェンソーで伐採する様子を見学した。大木や竹が大きな音をたてながら豪快に倒れると驚きの声が上がっていた。その後、皆で倒れた大木と竹の枝葉を鋸や鉈で落とした。

■安全講習会
　日時：平成30年8月28日13:00-17:00、場所：ゆめテクノ伊賀玄関前　
　 内容：番條克治を講師に招いて、森林伐採作業やチェンソー使用時の安全に関して講義が行われ、その後チェンソーを使った丸太の切断の実施訓練が行われた。