活動の概要

　アンモニア酸化細菌は、有機性廃棄物の生物的処理の観点からも、また、火薬製造を通しての忍者研究の観点からも興味深い対象である。堆肥中や環境水中にアンモニア酸化細菌が存在するか否かについて、分子生物学的手法を用いて明らかにしようとした。
　また別のテーマとして、これまで国内で報告されている簡易比色計についてその改良に取り組み、それを使って伊賀地域を流れる河川水のリンやシリカの分析に適用できるか確かめた。

活動の成果

　残念ながら、アンモニア酸化細菌について、今回調べた試料中からはPCR法により目的遺伝子の増幅は確認されなかった。
　改良された簡易比色計は河川水の水質分析に適用することができ、これらをもとに実際に上野高校のSSHで実践した。