三重大学

文字サイズ
  • 白黒反転
  • テキスト表示

活動概要伊賀サテライト

忍者に関する実証試験(烽火による相互通信)

平成29年4月1日~平成30年3月31日 
代表者/加藤 進

地域貢献活動

活動の概要

忍者が通信手段の一つとして利用したと考えられる烽火(のろし)について可視範囲の確認(H28年度の再確認)と相互通信の可能性について実証試験を行った。場所は松阪市の阿坂城跡(通称白米城の方)と阿坂城跡から3km東のベルファーム付近である。また、地域住民協議会、中原小学校、阿坂小学校、伊勢寺小学校と連携し、”大昔の通信”というテーマで相互学習の一環として取り上げていただき、烽火に関する出前講座(荒木名誉教授、加藤)も行った。

活動の成果

実施日は曇天のために①煙の確認に時間がかかった、②この時期には野焼きが多く、付近から紛らわしい煙が数本あがった、③H28年度とは風向が逆になり、ダウンドラフト現象が認められた、④事前に打ち合わせをしたが、煙を確認後に応答煙をあげるのに10分以上かかった。烽火リレー(通信網)には相当訓練や附帯状況の把握が必要であることが分かった。