活動の概要

水産有用種の餌料として優れた特性を持つ植物プランクトン種のアコヤガイ種苗に対する餌料価値の検討、ならびにアコヤガイの成長や栄養状態を外部から簡便に判別する方法の開発などを、水産高校の授業や課外活動の一環として、生徒や教諭と協力して行った。

活動の成果

アコヤガイの餌料として微細藻類Rhodomonas salina（Hf-1）が有効である要因として、高度不飽和脂肪酸の組成理想的であることやタンパク質含量が高いことが考えられた。また、端先棘長と体長との比から、アコヤガイの成長や栄養状態を評価する方法を考案しつつある。一部の結果は国際学術誌へ発表した（https://doi.org/10.1111/are.14785）。