三重大学

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活動概要伊勢志摩サテライト

アコヤ貝を用いた通信教育用コンテンツ開発

 
代表者/

地域貢献活動

活動の概要

アコヤ貝を用いた種々の生物学的実験(発生の観察など)の中継、養殖に関する現地調査中継、アコヤ貝を用いた環境評価に関する調査中継等を行い、それらの映像化と教育コンテンツとしてのパッケージ化を行う。昨今の状況から、通信教育用の教育コンテンツの開発は重要である。最新の通信機器や動画撮影機器を駆使し、沿岸域での海洋に関する様々な活動を中継するノウハウは、本学におけるオンライン授業の幅を広げる。また、本研究の成果として実施動画データの蓄積が挙げられる。この体制が構築されると、題材を変えることで海洋教育コンテンツ動画を充実させていくことが可能である。動画データを用いることで、他の高校や大学生へ簡単に海洋教育コンテンツを共有できるため、伊勢志摩地域だけでなく、北勢地域や東紀州地域といった他地域への拡散を容易に行うことが出来る。

活動の成果

水中からの動画中継システムの構築と、野外での水中画像オンライン配信システムの構築に成功した(図1)。また、海洋教育コンテンツとしての水中中継システムの有用性を検討するため、南伊勢町南島東小学校4、6年生を対象としてモデル事業を実施した(図2)。開発したシステムは、R4年度より鳥羽市での小中学生を対象とした海洋教育コンテンツや、三重大学の自然環境リテラシー学等で使用する予定であり、今後このシステムを活用した海洋教育コンテンツの開発を検討してく。