三重大学

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活動概要伊勢志摩サテライト

三重県志摩沿岸における端脚類の食性研究(水産高校との共同研究として)

年間を通じて 
代表者/伯耆匠二

地域貢献活動

活動の概要

三重県の海草・海藻藻場におけるワレカラ類の採餌様式と食性の関係を調べ、ワレカラ類の種間で摂食様式や実際に摂食している餌料がどのように異なるかを調べている。本研究の一部は、三重県水産高校生物部の活動としても組み込まれており、沿岸域における生物多様性の重要性の啓発活動としての役割を担っている。

活動の成果

三重県の海草・海藻藻場に生息するワレカラ属4種の消化管内容物組成および安定動態分析を実施した。ワレカラ種間で認められた食性の違いが、採餌器官の形態の差異や、体サイズの差異に起因している可能性が示唆された(図1~3)。これらの新知見について、日本水産学会春季大会にて発表した。

また、本事業によって得られた成果を足掛かりに、外部資金(民間助成)を獲得した(https://www.rimi.or.jp/josei/2020-2/)。