三重大学

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活動概要伊勢志摩サテライト

三重県立水産高等学校との高大連携による教育研究活動の実施

年間を通じて 
代表者/吉松隆夫、筒井直昭

地域貢献活動

活動の概要

高大連携活動の一環として,アコヤガイ種苗生産に用いられる優良な新規初期餌料(植物プランクトン)の培養の安定化と餌料としての性能評価実験を継続的に実施する。

活動の成果

アコヤガイの種苗生産用初期餌料として高い効果が期待できる新たな餌料用微細藻類Rhodomonas sp.(Hf-1株)の培養条件ごとの餌料価値の変化を脂肪酸組成を中心とした生化学的分析の結果をもとに検討し,多くの新たな知見を得た。またワムシなどの初期餌料生物の栄養強化用餌料としての利用の可能性を検討するため,栄養強化剤としての利用の検討が始まっているラビリンチュラ類と比較検討し,三重県立水産高等学校が新たに導入したコールターカウンターなどの計測機器を活用して興味ある測定結果を数多く得た。これらの共同研究による試験結果は学術誌への公表を目指して,現在鋭意解析中である。