活動の概要

生徒らが地元の海に親しみ、海の生き物の生態について知ることを目的として実施している「海洋教育」の一環として，鳥羽・志摩岸域に生息する水産生物種のリストを作成している。将来的には，海洋教育に係る教員や生徒が利用可能な図鑑として公開する予定である。

活動の成果

本年度は，鳥羽市および志摩市内の河口干潟，砂浜域および岩礁域の潮間帯，水深20ｍまでの潮下帯において，約100種の生物の採集，同定，生体・標本写真の撮影を実施した。また，本活動の中で，鳥羽市内において初記録となる希少な底生魚類2種が採集され，現在，学術論文として発表する準備を進めている。これらの希少生物種に関しては，鳥羽市と連携して進めている「鳥羽市レッドデータブック（仮）」に掲載する予定である。