三重大学

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活動概要伊勢志摩サテライト

平成30年度みえ水産フォーラム 「真珠養殖研究の現状と展望」

平成31年3月7日 
代表者/古丸明

地域貢献活動

活動の概要

主旨:真珠養殖発祥の地である三重県は、英虞湾海域を中心にアコヤガイを用いた真珠養殖が盛んである。真珠養殖は、販売価格が景気に大きく左右されることや、赤変病や有害赤潮の影響などにより、安定的な経営を維持することが難しく、経営体数が減少している。それに伴い、三重県における平成28年の真珠養殖生産量および生産額は、平成2年に比べそれぞれ25%、13%にまで減少している。このような状況において、各研究機関では高品質な真珠の生産技術開発、赤変病に強いアコヤガイの作出など、真珠養殖の経営安定化に向けた研究を進めてきた。このフォーラムでは、三重県内で取り組まれている真珠養殖に関する研究事例や取組などを共有し、真珠養殖業の現状と今後の展望について議論した。

活動の成果

演者10名により、育種、疾病、種苗生産、養殖方法など高品質真珠作出に向けた取り組みの現状と問題点等議論し、今後の方向性について意見交換を行った。

40名の真珠養殖関係者の来訪があり、研究と現場を結ぶ良い接点が形成された。また研究に対する現場からのニーズや要望も出された。

<みえ水産フォーラム参考資料